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時給が安くても良かったお弁当屋さんのアルバイト

時給が安くても良かったアルバイトは、大学時代にしていた大学の近くのお弁当屋さんのアルバイトです。私が住んでいた大学がある町は、とても小さな町で、電車で10分ぐらい行った大きな駅のある町では、いろいろなアルバイトがありましたが、その町ではほとんどアルバイトらしいアルバイトがありませんでした。

通勤に時間が取られるよりは、家の近くでと思い、お弁当屋さんのアルバイトをすることにしました。時給はあまり高くはありませんでしたが、大学での勉強が終わった後の5時ぐらいから入って、10時までなので、あまり飲み会などには出られませんでしたが、いろいろな人と知り合うことができたのは、大きな財産です。特に、調理を担当していたおば様たちにはかわいがってもらい、いろいろな家庭料理を教えてもらい、料理のレパートリーも増えて、料理のコツも覚えて、本当に料理が上達しました。おかげで、持ち寄りパーティーの時などには、本当に重宝されました。

また、その日に余った料理を持って帰ることができたので、ほとんど食費にお金をかけることなく済み、かつ栄養も取れて、時給が安い分は、それで十分にカバーできるぐらいのものでした。ほとんどが家庭料理だったので、余った料理が多いときには、友達もよんで、一緒に食べたりもしました。友達にも喜ばれましたし、おいしいからとお弁当屋さんに来てくれる人も増えて、一石二鳥でした。

それから、大学の近くにあるお弁当屋だったので、大学のいろいろな人と知り合うことができました。大学自体は自分の専門で忙しく、サークル活動以外に他の専門の人と知り合う機会はほとんどなかったのですが、他の専門の人や部活の人、先生たちとも知り合うことができて、時々一緒にご飯を食べたり、飲み会に呼ばれたりすることもあり、交流の幅が広がりました。

他の専門の授業のことや就職活動の情報を知ることもできましたし、他のアルバイトを紹介してもらったこともあり、知っている人が増えることで、プラスになる点が多いことが分かりました。実際、お弁当屋のアルバイトを通じて、前から興味があった映画のサークルに誘ってもらい、そのサークルで学生時代、ずっと楽しく過ごすことができました。それまでは、そのようなサークルがあることすら知らなかったので、アルバイトがきっかけで、大学生活が一気に楽しくなったのは嬉しかったです。

それから、大学の指導教官も、実際にゼミに入る前に、お弁当をよく買いに来てくれたので顔見知りでした。指導教官のゼミは学科内でも人気があり、ゼミに入るのはかなりの激戦だったのですが、何度か先生と話をしたことがあることから、わりと優先的にそのゼミに入ることができて、本当に得をしました。

家の近くだから、たいした考えもなく、アルバイトに申し込んだのですが、結果的にはプラスのことが多かったように思います。あまり損得計算をしないで、アルバイトに応募したのが、結果的にいい方向に向かったような気がします。私の大学4年は、食事的にも人間的にも、このアルバイトに育ててもらったような気がして、本当に感謝しています。

大学を卒業してからも、時々この店のお弁当が食べたくなって、少し遠いのですが、大学に寄ったついでにそのお弁当屋のお弁当を買いに行くことがあるのですが、いつもただでたくさんのお弁当をお土産にくれるので、電車の中で、たくさんのお弁当を抱えて帰らないといけないのですが、それでもたくさんのおいしいおかずを口にできて、本当に幸せな時間です。お弁当屋さんのアルバイトを通じて、社会人のマナーの一番基本の部分についても学ぶことができて、よかったと思います。